高品質なシャフトを作る際に要求される同心度

 「産業用 長尺シャフト・大径シャフト.com」が多くのお客様から選ばれ仕事をいただいている理由の1つに高品質なシャフトを製造していることが挙げられます。その中でも、特に「同心度」が非常に高いことを評価いただいております。では、なぜ高い同心度を出すことができているのでしょうか。もちろん、検査・測定設備の充実も1つの要因ではありますが、一番は加工精度が高いからです。通常、シャフトの加工を行う際に「NC旋盤」を用いて加工を行います。しかし、「産業用 長尺シャフト・大径シャフト.com」では、その前工程でセンタリングマシンを活用して加工を行っています。

< センタリングマシン >
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センタリングマシン活用により高い同心度・真円度を持つ高精密シャフト製造を実現

 センタリングマシンとは、NC旋盤で切削加工を行う前に材料の両端面の加工を行い、センター穴を加工するための工作機械です。これを活用することで長尺シャフトのような製品を行う上で、シャフトの中心位置を正確に出すことができるので、その基準点を軸に加工をすることで高精度な加工が可能となります。当社の加工実績でいうと、同心度としてセンタリングマシンを活用することで±3/100mmまで追い込むことが容易にできます。
 「産業用 長尺シャフト・大径シャフト.com」を運営するタケダ工業株式会社では、このセンタリングマシンを3台も保有しており、旋盤だけでは工数がかかってしまい、コストアップとなってしまうような高精度シャフトの製造が可能となっています。

<センタリングマシンによる同心度の高いシャフト>
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センタリングマシンを活用し、旋盤加工の工程集約を実現

「産業用 長尺シャフト・大径シャフト.com」のシャフト製造のポイントは、センタリングマシン×旋盤加工で実現する工程集約加工にあります。一般的にシャフトメーカーというと自動盤やNC旋盤を駆使し、高精度な加工を行うことが一般的であると言えます。しかし、高精度なシャフトの製造となると旋盤での加工だけでは工数がかかりすぎてしまい、コストアップを招くことがあります。そこで、当社ではセンタリングマシン×旋盤にて加工を行うことをお客様に提案し、評価をいただいております。
センタリングあり:旋盤工程の中で同心度がすぐ出る。(2工程で済む)(センタリング:1、旋盤加工:1)
センタリングなし:同心度を出すために旋盤工程(3~4工程くらいかかる)
実際に上記のような違いが生まれ、時間当たりの生産量は上げることができます。この結果、お客様に対してご提示できる金額も抑えることができ、他社に依頼するよりも当社に依頼いただく方が、コスト・品質面でご満足いただける製品の提供が可能であると言えます。