Before (改善前)

市販されている鋼材でS45CやSCM415などの材質はサイズがφ45、φ48、φ50、φ55等のようにサイズが決められています。例えば、上図のような図面規格ですとφ55の鋼材を入手して削り出しを行います。そのため、切削代としては相当量が削られるために、などコストアップを招きます。

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After (改善後)

上図のような図面規格にしますとφ50の鋼材からの削り出しとなり仕入れコストを抑えられ、加工工数も短縮出来ます。必要なサイズ・表面の状態が決まっている場合には変更の余地はありませんが、このように設計変更が可能な場合には素材規格を意識した変更が必要となります。

POINT(要約)

寸法指定において、一般的な鋼材規格を把握した上で、図面をひくことで、材料の削りだし量を減らし、大幅なコストダウンが可能となります。図面指定をされる際には、丸棒材の径についてまずは加工会社にお問合せいただくことが賢明と言えます。