Before (改善前)
こちらの事例のように、フランジの縦穴と横穴を複数空けるようなワークの場合、各穴の位置関係を正確に加工する必要があります。
通常は縦穴と横穴の組み合わせの場合、専用の加工治具を別途作成し、まず横穴を加工した後に専用冶具にワークをセットし、
縦穴の加工を行うといった二工程に分けることが通常です。
そうすると、形状に変化する度に毎回専用冶具を作る必要があるため、コストアップに繋がってしまいます。
V
After (改善後)
産業用 長尺シャフト・大径シャフト.comでは、専用冶具を作らないで縦穴と横穴の組み合わせ加工ができるような改善を実施しています。
具体的には、チャック爪の固定ボルトに”基準板”を固定し、ワークチャッキングの際に横穴にピンを差し込み”基準板”と接触させます。
以上の方法で、専用冶具を使わなくても位置決めが実現できるため、様々なパターンの穴あけ加工を柔軟に対応可能となりました。
POINT(要約)
産業用 長尺シャフト・大径シャフト.comでは、特注のシャフトの製作実績を数多く有しております。特注のシャフトに対応するためには、本事例のように専用の加工治具を使用しなくても様々なワークに対応出来るといった、専門的なノウハウを必要とします。
他社で断れた、コスト・納期が見合わないといった案件がありましたら、お気軽にご相談ください。