Before (改善前)

軸物の製品は摺動部分に部分メッキを行う場合があります。その場合、メッキをしている箇所とメッキをしていない箇所で段差ができないよう、図のように高さ調整を行うことがあります。しかし、この形状であると、角部にメッキ液が溜まってしまい、業界用語で羽が生えるような形となります。そのため、そのはみ出したメッキ部の処理を行う必要があり、工程が増えてしまいます。

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After (改善後)

そこで、当社では上図の様に角部をテーパー形状とすることでメッキのりを均一にし、メッキ処理後の後処理が発生しない様にしています。このテーパー角として最適な角度は約5°程度であると経験則から出ており、お客様には過去の事例をもとにこのご提案をすることで後処理工程分のコストダウンはもちろん、メッキ処理部の品質においてもご満足をいただいています。

POINT(要約)

機械部品の場合、他部品と接触を繰り返す摺動面に対してメッキ処理の要求をされる場合があります。このような部分的なメッキ処理というのは、膜厚の調整が難しく、メッキがうまく乗らなかったということが多々あります。そこで、当社ではメッキがうまく乗るように下地処理からご提案を行っています。部分メッキを伴うシャフト製品でお困りの方は当社にお問い合わせください。