Before (改善前)
上図の形状において、内径部の切削を行う際、横穴が貫通しているため断続切削となってしまいます。
旋盤加工でこのような断続切削を行うとなると、刃物の摩耗が進みやすくなる為、寸法の変化が生じたり刃物の交換頻度が多くなり、コストアップを招きます。
V
After (改善後)
そこで、写真の様に断続切削部(横穴貫通部)の箇所に内径のヌスミを入れることによって、内径切削時において断続切削が解消され、刃物の摩耗促進が抑えられます。細かい図面上の変更となりますが、ヌスミを入れるだけで、工具の摩耗を解消し、工具消耗によるコストアップを改善することが可能となります。